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仕事は「初動」と「プロセス」と「結果」の3段階に分けられるが、できる人は、
どの段階においても連絡義務を怠らない。回答に時間がかかる場合は、 「いついつまでに返事します」と連絡する。仕事は共同作業という意識を 持っているからこそ、相手に不安を与えない仕事運びを心掛ける。 この意識があるかないかで、クレームやトラブルの発生件数に大きな差が出る。 たとえ問題が生じたとしても、ただちに上司やクレーム相手とコミュニケーション をとり問題が解決するまで進捗報告を欠かさない。これに対し、残念な ビジネスマンは、上司に発覚する前に自分で何とか解決しようとして問題を大きく してしまう。クレーム相手への連絡は、対応策が確定してからでよいと思っている。 結果は推して知るべしだ。お詫びの言葉ですんだはずのクレームが、会社全体の 問題にまで発展する多くの原因は、こうした残念なビジネスマンによる初動の遅れ、 後手に回る対応によるものだ。 よいプロジェクトは、よくできた料理本に似ている。料理本のレシピには、 仕上がり写真、材料と分量、調理時間が必ず明記されている。同様に、よい プロジェクトには、明確なゴールイメージ、スケジュール、担当する人数と役割、 必要な工程、進め方、納期が決まっており、メンバー全員が意識を共有している。 「お湯を適量入れていただいて、適切な材料を切って投入し、様々なスパイスを 少々混ぜ合わせ、頃合いを見計らってお召し上がりください」。そんな漠然とした レシピで、おいしい料理が出来上がることはまずない。しかしビジネスとなると、 曖昧な指示を漠然と受けて仕事が進んでいく場合が少なくないのである。そのよう な仕事の進め方で、よい成果が出たら奇跡だ。仕事を頼んだ上司の思惑とはまるで かけ離れた代物が出来上がってくる、ということはよくある。 仕事を頼まれたときに、「わかりました」と言って受けるのは不十分である。 「期限はいつですか?」「目標数はいくつですか?」「アウトプットのイメージは?」 と、仕事にとりかかる前に、発注者とゴール地点を確認し、合意しておくべきである。 料理なら、おいしいかおいしくないか、結果は明確だ。順序や材料や調理時間を 間違えると、焦げ付いたり、生煮えだったり、まずい物が出来上がるが、仕事も同じ。 焦げた仕事とならないよう、最初に仕上がりのイメージを確認し、段取りと、 それぞれの作業にどのくらい時間がかかるのかを理解しておく必要がある。 レシピ通りにつくって料理が失敗することはない。まずレシピ通りにつくる。 そこから調味料を足したり、材料を変えたりして、オリジナリティをプラスしていく。 頭のよい人は料理がうまいと言われる通り、おいしい料理とは戦略思考の賜なのである。 日本の労働分配率は世界一高い。経営効率を考えれば、これ以上従業員を増やしたり、 給料を上げたりすることはできない。IT化が進み、人間の仕事と給料を機械や コンピュータが奪っていく。上司は部下に向かい、「おまえにしかできない仕事をしろ」 「自分の個性を活かせ」と言う。 だが一方で、誰が辞めても困らないように仕組みをつくり、標準化したい。この 「おまえにしかできない仕事」と「誰が辞めても困らない仕組み」が、スパイラル的に 進化していくのが理想だ。裏を返せば、企業で生き残っていくためには生産性の高い 人間になると同時に、属人的にならないようにすることを真剣に考えていなければならない。 あなたに特別な能力があっても慢心はできない。自分が、ここに挙げたような残念な 人ではないか、ぜひ一度、足元を見つめ直していただきたい。 #
by tokiokatoshio
| 2012-11-29 12:45
| 気分を悪くします
国家百年の計を考えて代議士を選んで下さい!
特に若い方に伝えたい!あなた方が選挙に行かないから 老人の都合の良い様に国策は作られてゆきます。 国会代議士は数年で総てを出来るとは思わない! 広域多域に渡って見識と知識が求められます。 速成出来る人材ではありません!政治センスが求められ 巨大船の様に直ぐに止められません。進んだら止まるまで 数年必要です。二世議員に今は頼っていますがセンスは 継続出来る能力では無いのです。 公務員の様に数十年も係わっていると都合の良い様に 行います。それに振り回される議員とそうで無い議員が います。どちらも間違いです。参考で聞きますが答えは 自分で出すべきなのなのです。 まず代議士に求める事は国家百年を考えられる人物か 決して派閥・党議に振り回されない資質と能力のある人物 を選ぶべきです。へたな報道にプロパガンダされて洗脳され 安易な投票はしないように自分自身の明日を考えてくれる そんな代議士をこれから最低1週間考えて投票に行きましょう 若者よ!文句を言わずに! #
by tokiokatoshio
| 2012-11-18 22:08
| 此れが現実です
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by tokiokatoshio
| 2012-11-07 12:40
| 気分を悪くします
筋肉を覆う「筋膜」が手足で壊死(えし)したりする「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者数が昨年、前年の1・6倍に増えたことが、国立感染症研究所のまとめで分かった。
今年はさらに増加傾向を示している。2日以内に死亡する例も多く、同研究所は、傷口の消毒などによる予防や早期治療を呼びかけている。 菌自体はありふれているが、まれに重症化。38度以上の発熱や傷口の痛みが起き、さらにショック症状や肝不全、腎不全を発症する。筋膜や脂肪の組織が壊死して、手や足の切除が必要になることもあり、「人食いバクテリア」とも呼ばれる。3~4割が死亡する。 同研究所によると、2010年の患者は123人(うち死者36人)だったが、昨年は198人(同73人)に急増。今年は9月上旬までに176人に達し、昨年の同時期より23人多い。60歳以上の男女と30歳代の女性の発症が多いが、増加の原因は分かっていない。 <よくある症状> ・高熱が出る ・赤く激痛を伴う腫脹が現れ触ると熱い ・その痛みを伴う腫脹がとても早く広がっていく ・皮膚の色は紫色 ・多くのケースで下痢と嘔吐を伴う 対応が遅れると… ・数時間から数日で手足が腐ってしまう ・感染した腕や脚を切断する可能性が高い ・感染すると致死率は約20% 迅速な抗生物質による治療が必須。 それ以外に有効な治療方法は見つかっていないという。 ◆劇症型溶血性レンサ球菌感染症 劇症型溶血性レンサ球菌感染症は突発的に発症し、急速に多臓器不全に進行するA群溶血性レンサ球菌による敗血症性ショック病態である。メデイアなどで「人食いバクテリア」といった病名で、センセーショナルな取り上げ方をされることがある。 疫 学 劇症型溶血性レンサ球菌感染症は1987年に米国で最初に報告され、その後、ヨーロッパやア ジアからも報告されている。日本における最初の典型的な症例は1992年に報告されており、現在までに200人を超える患者が確認されている。そして、このうち約30%が死亡しており、きわめて致死率の高い感染症である。A群溶血性レンサ球菌感染による一般的な疾患は咽頭炎であり、その多くは小児が罹患する。一方、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は子供から大人まで広範囲の年齢層に発症するが、特に30歳以上の大人に多いのがひとつの特徴である(IDWR 2002年40, 41号参照)。近年、A群のみならずB群、C群、G群による劇症型溶血性レンサ球菌感染症も報告されている。 病原体 劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、A群溶血性レンサ球菌Streptococcus pyogenes により引き起こされる。S. pyogenes はグラム陽性の球菌で、連鎖状の配列を形成する。鞭毛を有していなく、芽胞を形成しない。また、カタラーゼ陰性である。ヒツジまたはウマの脱繊維血液を5%の割合に添加した血液寒天平板培地上でS. pyogenes を24 時間培養すると、直径0.5mm以上のコロニーを形成し、発育集落の周囲が完全に透明な溶血環が認められるβ溶血、または、β溶血に比べると溶血環は大きくなく、透明度や輪郭の鮮明さが劣るα溶血を示す。このS. pyogenes には数多くの表層抗原因子が知られている。このうちM蛋白質は菌の疫学マーカーとしてよく用いられているが、宿主細胞への付着や抗貪食作用をもつ病原因子のひとつでもある。また同時に、感染防御抗原としても重要な機能を果たしている。 臨床症状 劇症型A 群溶血性レンサ球菌感染症(severe invasive streptococcal infection 、または streptococcal toxic shock‐like syndrome ;TSLS)の患者は、免疫不全などの重篤な基礎疾患をほとんど持っていないにもかかわらず、突然発病する例が多い。初期症状としては四肢の疼痛、腫脹、発熱、血圧低下などで、発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、発病後数十時間以内には軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群(ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全(MOF)を引き起こし、ショック状態から死に至ることも多い。近年、妊産婦の症例も報告されている。 Stevens らの報告によると、本症の最も一般的な初期症状は疼痛であり、急激に始まり、重篤である(Stevens,1992,Stevens et al,1989)。続いて、圧痛あるいは全身症状が見られる。疼痛は通常四肢で見られる。疼痛の開始前に、発熱、悪寒、筋肉痛、下痢のようなインフルエンザ様の症状が20%の患者にみられる(Stevens,1992, Stevens et al,1989)。全身症状としては、発熱が最も一般的である(ただし、患者の10%はショックによる低体温を示す)(Stevens,1992, Stevens et al, 1989)。錯乱状態(confusion)が患者の55%でみられ、昏睡や好戦的な姿勢がみられることもある(Stevens,1992, Stevens et al,1989)。局所的な腫脹、圧痛、疼痛、紅斑のような軟部組織感染の徴候は、皮膚の進入口が存在する場合によくみられる。発熱や中毒症状を示す患者で紫色の水疱がみられると、壊死性筋膜炎や筋炎のような深部の軟部組織感染を起こしている可能性が考えられる(Stevens,1995)。 2002年10月30日までに衛生微生物技術協議会溶血性レンサ球菌レファレンスシステムセンターに集められた劇症型A 群溶血性レンサ球菌感染症の確定診断例96 例中、肝障害は56.3%(54症例)、腎障害は72.9%(70症例)、成人型呼吸窮迫症候群(ARDS )は31.3%(30 症例)、播種性血管内凝固症候群(DIC )は70.8%(68 症例)、軟部組織壊死(壊死性筋膜炎および筋炎を含む)は79.2%(76 症例)、紅斑様皮膚発赤疹は13.5%(13 症例)、中枢神経症状は38.5%(37 症例)の頻度でみられた。 病原診断 通常無菌的である部位(血液、脳脊髄液、胸水、腹水、生検組織、手術創など)からA群溶血 性レンサ球菌が検出される。本症では顕著な菌血症を示すので、血液のグラム染色標本を検鏡 するとレンサ球菌が直接観察される。分離培地には血液寒天培地を用いるが、A群溶血性レンサ 球菌はこの培地上でβ溶血またはα溶血を示す直径0.5mm 以上のコロニーを形成する。本菌はグラム陽性球菌で連鎖状の配列を形成し、鞭毛を有していなく、芽胞を形成しない。また、カタラーゼ陰性である。その後、血清群別、糖分解試験等の生化学的性状試験や検査キットにより、A群溶血性レンサ球菌であることを同定する。 治療 抗菌薬としてはペニシリン系薬が第一選択薬である。また、組織内の菌密度が上昇すると菌の発育が抑制され、βラクタム系薬の効果が低下する現象が知られており、本症のように極端な敗血症病態では、細胞内移行性の高いクリンダマイシンを推奨する意見もある(Stevens et al.,1994)。さらに、免疫グロブリン製剤の効果も報告されている(Burry et al.,1992)。 血圧維持には大量の輸液が必要であるが、輸液量の許容範囲が狭いため、肺動脈圧の経時的観察が必要である。壊死に陥った軟部組織は本菌の生息部位であり、筋壊死による腎不全および代謝性アシドーシスの悪化を防止するため、可及的広範囲に病巣を切除することが必要である。 感染症法における取り扱い(2003年11月施行の感染症法改正に伴い更新) 劇症型溶血性レンサ球菌感染症は5類感染症全数把握疾患に定められており、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る。報告のための基準は以下の通りとなっている。 ○診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の3つの基準を全て満たすもの。 1. 血液または通常ならば菌の生息しない臓器からA群レンサ球菌を検出(末梢血塗抹標本または壊死軟部組織の鏡検によるレンサ球菌の確認も含む) 2. ショック症状 3. 多臓器不全(以下の症状のうち3 つ以上) 肝不全、腎不全、成人型呼吸窮迫症、播種性血管内凝固症候群、軟部組織炎(壊死性筋膜炎を含む)、発しん、痙攣・意識喪失などの中枢神経症状 (鑑別を要する病態) 1. A群レンサ球菌による軟部組織炎(丹毒) 2. 他の菌による敗血症または敗血症性ショック 【参考文献】 ・Stevens DL :Invasive group A streptococcus infections. Clin Infect Dis 14:2‐ 13,1992. ・Stevens DL :Streptococcal infections of skin and soft tissue. In “Atlas of Infectious Diseases(Stevens DL, Mandell GL, ed)”.3.1‐3.11,Churchill Livingstone, New York, 1995. ・Stevens DL, Tanner MH, Winship J et al: Reappearance of scarlet fever toxin A among streptococci in the Rocky Mountain West:severe group A streptococcal infections associated with a toxic shock‐like syndrome.N Engl J Med 321 :1‐ 7,1989. ・Stevens DL,Bryant AE,Yan S :Invasive group A streptococcal infection:new concepts in antibiotic treatment.Int J Antimicrob Agent 4:297‐ 301,1994. ・Burry W,Hudgings L, Donta ST et al.:Intravenous immunoglobulin therapy for toxic shock syndrome.JAMA 267 :3315‐ 3316,1992. (国立感染症研究所細菌第一部 池辺忠義) #
by tokiokatoshio
| 2012-09-20 19:37
| 此れが現実です
以下信用出来るページから引用
サプリメントで自閉症の一部症状、改善の可能性 米研究 【AFP=時事配信】自閉症の症状のうちアミノ酸不足との関係が判明しているまれな症状が、ごく一般的なサプリメント(栄養補助食品)によって改善される可能性が、6日の米サイエンス(Science)誌に掲載された研究論文で明らかになった。 米国で自閉症の子どもが急増、米疾病対策センター 研究チームは、一部の自閉症患者にみられる、特定のアミノ酸の代謝を促進する遺伝子変異を突き止めた。こうした必須アミノ酸(分岐鎖アミノ酸、BCAA)はヒトの体内で作り出すことができないため、食品から摂取する必要がある。 今回特定された遺伝子変異のある患者では、代謝が促進されるために通常よりも早く体内のアミノ酸が消費されてしまい、このことが自閉症の神経行動学的症状と関係した(アミノ酸の)不均衡を生んでいるのではないかと研究者らは指摘している。 研究を行った米カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)、ジョセフ・グリーソン(Joseph Gleeson)氏らのチームは、てんかん性発作がみられる自閉症の子どもたち数人の遺伝子情報を調べた後にこの遺伝子変異を特定した。 次に、てんかん性発作など自閉症的な症状を示すように遺伝子を操作したマウスに、健康食品店で入手できるサプリメントを与えたところ、マウスの症状に改善がみられたという。 グリーソン氏の研究所のメンバーで、論文の第1著者であるガイア・ノバリーノ(Gaia Novarino)氏は「マウスで症状改善が確認されたので、次は我々の患者の治療に効果があるかどうかが問題だ」と語った。 同チームによれば、人間の患者でもこのサプリメントを使用してアミノ酸の不均衡を修正することはできたが、こうした処置が自閉症の症状を改善する治療法につながるかどうかを決定付ける十分なデータは得られていない。自閉症でてんかん性発作がみられるのは患者全体の約4分の1だが、グリーソン氏はそうした患者は「極めてまれ」だとの認識を示した。 このサプリメントが効く仕組みは不明だが、今回の遺伝子変異の特定は、自閉症やてんかんの検査基準の設定に役立つとの期待も呼んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News 【1月14日 AFP】注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子供の症状が治療や薬剤でも改善されない場合、ヘルシーな食事を摂るだけでも効果があるかもしれないとする論文が、9日の米小児科専門誌「ピディアトリクス(Pediatrics)」に発表された。 過剰行動、不注意、衝動的行動を特徴とするADHDの原因については、遺伝要因や社会的・環境的な影響が指摘されてきたが、詳しいことは分かっていない。糖分と脂肪分の多い食事を摂ると症状が悪化するとした研究もある。 治療では、賛否両論はあるが、向精神薬「リタリン」が処方されることが多い。 米シカゴ(Chicago)のノースウエスタン大学医学部(Northwestern University Medical School)のチームは、ADHDの改善方法を探るため、添加物や着色料を抜き糖分を控え目にした食事を摂るファインゴールドダイエットやメガビタミン療法、オメガ3脂肪酸サプリメント療法などの研究に加え、「西洋型」の高脂肪・低繊維食とADHDの関連性を示したこれまでの研究を総合的に評価した。 近年では、鉄分のサプリメントの摂取や、食事から添加物や着色料を抜く食事療法が大人気だが、評価の結果、科学的根拠はほとんどないことが分かった。 同様に、小麦、卵、チョコレート、チーズ、ナッツなど、アレルギーの原因となりうる食物を抜いた食事に関しても、効果は限定的で、効果の程度もプラシーボ(偽薬)並だった。 多くの親が子供の過剰行動の原因と考える二大要素である糖分とダイエット炭酸飲料についても、ADHDとの関連性は証明できていなかった。 メガビタミン療法に至っては、効果が認められないばかりか、長期的には危険でさえある可能性が浮上した。 なお、亜鉛と鉄欠乏性貧血との関連性については、さらなる調査が必要とした。 ■親と子の教育が最良の補助療法 論文は、以上の結果を踏まえ、親が子供に魚や野菜や果物、豆、全粒粉が豊富に含まれたヘルシーな食事を与えるよう心がけるだけで、症状改善に役立つ可能性があると指摘した。ただし、対象とした研究では一部で矛盾する証拠が示されていることから、食事療法は代替あるいは二次的なアプローチとして考えるべきだという。 「ADHDの発症傾向がある食材を抜いたヘルシーな食事に関し、親と子を教育することが、ADHDの最も有望で最も実際的な補助療法、あるいは代替療法だと思われる」と、論文は結んでいる。(c)AFP/Kerry Sheridan 【8月23日 AFP】子どもの遺伝子変異で親から受け継いだものではない、まったく新たな変異が起きる最大の要因は、受胎時の父親の年齢にあるとする研究論文をアイスランドのゲノムデータ企業「デコード(deCODE)」などのチームが22日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。 アイスランド、デンマーク、英国の共同チームは、親の遺伝子にはないゲノム配列の変化を見つけるために、両親と子どもの親子3人計78組と対照群数百組のゲノム解析を行った。その結果、遺伝子に起こる新生突然変異の発生率の増加は、要因の97.1%が受胎時の父親の年齢にある可能性が示された。一方、新生突然変異の発生率の増加と、受胎時の母親の年齢には関連は見いだされなかった。 論文の分析部分を執筆した米ミシガン大(University of Michigan)のアレクセイ・コンドラショフ(Alexey Kondrashov)氏によると、現在の新生児は平均して約60の小規模な新生突然変異を持って生まれてくる。父親が20歳の場合、新生突然変異の平均数は25だったが、40歳の場合では65だった。 研究によると、新生突然変異が起こる確率は受胎時の父親の年齢が上がるほどに上昇し、父親の年が16歳違うと発生率は倍になった。つまり20歳の父親に比べて36歳の父親のほうが、子どもに新生突然変異が起こる確率が2倍になるということになる。 過去の研究では遺伝子の新生突然変異と、自閉症や統合失調症との関連が指摘されており、またそうした疾患と父親の年齢について統計的関連性が示されていた。論文の共著者であるデコードのカリ・ステファンソン(Kari Stefansson)最高経営責任者(CEO)は「近年の自閉症例の増加の一部は、父親の高年齢化によって説明しうる」と語っている。 またミシガン大のコンドラショフ氏は、これは子どもを持つに望ましいとされる年齢を見直すよう促す結果で、若い男性が後のために精子を冷凍保存することは「賢い個人の決断」だろうと述べている。 欧米諸国ではここ数十年、男性が父親になる年齢が上昇しており、第1子誕生時に40歳を超えている父親も増えている。例えばアイスランドでは受胎時の父親の平均年齢は、1980年には27.9歳だったが、2011年には33歳となっている。 一方、今回研究が行われた新生突然変異は精子が生成される際など細胞分裂の過程で起きるもので、ダウン症など母親の年齢と関連付けられている染色体疾患における変異過程とは異なる。新生突然変異とは対照的に、親から受け継ぐ遺伝子変異の確率は父親からも母親からも等しくなっている。 また良い面から見れば、新生突然変異は人間の進化に不可欠で、われわれが環境の変化に適応していくことを可能にしている。(c)AFP/Mariette le Roux #
by tokiokatoshio
| 2012-09-11 23:19
| 此れが現実です
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